女子力 ページ3
川合 side
今日も今日とて仕事終わりに、私の家で女子会。
川合「私、てっきり源さん噛ませ犬キャラだと思ってました。」
袋麺を拳で叩きながらさっきの出来事を思い出しながら話す。
牧高「とんでもない!源さん、本部から取り調べだけに呼ばれて解決した重要事件山ほどあるって。」
藤「Aもセットだったよね。」
『おかげさまでね。』
藤「だから、取り調べのスキルは2人とも私より上。」
『それはないです!』
川合「藤さんより上…」
『ちなみに源先輩、事案後のケアも抜かりないんだよね。訪問販売で騙された高齢者の家に、自分の名刺シーサー代わりに置いていったり。癪だけど、ためになった。』
川合「そんなことまで…」
さっきまで潰していた袋麺を開けて、机に出す。
藤「てかこれ何?」
川合「ぶん殴ったインスタント麺です。すいません、おつまみこれしかなくて。」
私がそう言うと、インスタント麺を口にした藤さん、白馬さん、牧高さん。
すると、何とも言えない顔になる3人。
白馬さんに至っては、顔を歪めて「まず、」と一言。
もう少しオブラートに包んでくれてもいいんですけど?
川合「味しません?一応、粉末スープシャカシャカしましたけど。」
牧高「川合ちゃんさすがだね、女子力高い。」
藤「あるもんでパパっとつまみを作る。女の鏡だわ。」
川合「おー、ありがとうございます!」
『多分褒められてない、いや絶対。てか、私つまみ部屋に取りに行ってきますね?』
そう言って部屋から出て数分後、おつまみを持って戻ってきた白馬さん。
・キャベツの昆布和え
・キムチとクリームチーズのクラッカーサンド
どちらも簡単に作れて美味しいおつまみ。
『はい、こんなものしか作れませんでしたけど。』
川合「こんなもの…」
藤「ありがと、」
牧高「さすが白馬さん…」
川合「食べていいですか!?」
『どうぞ。』
川合「…何これおいしーい!美味しいです、白馬さん!」
『良かった。こんなんで良ければいつでも作ってあげるよ。』
川合「ほんとですか!?じゃあ明日!」
『はいはい。』
川合「やったー!!」
藤「川合、女子力ってこういうのを言うんだよ。」
川合「なるほど…勉強になります。」
牧高「白馬さん、だからモテるんですね…」
『ん??』
藤「そして無自覚。」
白馬さんの女子力、恐るべし…
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なにふぁむみちふぁむ(プロフ) - 天倉日向さん» 初めまして✨️ありがとうございます🫰🏻💕 (1月8日 16時) (レス) id: 395886c890 (このIDを非表示/違反報告)
天倉日向 - 初めまして日向です♪ハコヅメ私も好きなので楽しく読ませてもらってます! (12月23日 16時) (レス) @page2 id: 367eca1ae4 (このIDを非表示/違反報告)
なにふぁむみちふぁむ(プロフ) - さくらさん» そう思わせてしまいすみません🙇🏻♀️読ませて頂きたいと思います!勘違いさせてしまいすみません💦もし良ければ今後も読んでください! (6月3日 15時) (レス) @page10 id: 395886c890 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - パクリのつもりなかったんですね。すいません、似すぎてて、てっきり参考にしてるのかな?と勘違いしてました💦(すごく似てる部分多いので良かったら見てみてください)勘違いしてすいません。 (5月27日 15時) (レス) id: 2e0085fa27 (このIDを非表示/違反報告)
なにふぁむみちふぁむ(プロフ) - さくらさん» 初めまして。そうなんですね!展開が似ているなんて嬉しいです!パクリのつもりはありませんが、これからも似たような内容があったら申し訳ありません🙇🏻♀️オチは最後までのお楽しみとさせていただきますね🤫ありがとうございます! (5月21日 16時) (レス) id: 395886c890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なにふぁむみちふぁむ | 作成日時:2023年4月16日 19時